おはようございます、智道です。
いかがですか下の写真?
懐かしいという方はご同輩、または、先輩です。
ここは島根県仁多郡奥出雲町の横田郷土資料館。
大正時代末期の奥出雲町の農家をそのまま移築建して再現されました。
明治大正時代の農具を初めとする生活用具が約600点展示されています。
囲炉裏(いろり)が素敵ですね。
奥出雲町は、昔から農業が盛んで、
今でも良質米の産地として知られています。
ここで採れる仁多米というブランド米は、ある国王御用達のお米なのだそうです。
その国王は、「仁多米じゃないとだめだ」とまでおっしゃっているのだとか。
島根県民としては、うれしい限りです。
この郷土資料館は奥出雲町の古民家を活用して、1986年にオープンしました。
隣りに併設されてある伝習館では、わら細工を作ったり、お茶会や食事もでき、
田舎の風情を味わうことができ、県外の方にも人氣です。
僕の家も少しだけ農業をしていて、
まだ牛が田を耕していた光景を子供ながらに覚えています。
見たことある農機具もたくさんありましたよ。
トラクターや田植機やコンバインのない時代は、
簡易な道具を使っての手作業でした。
苗の植え付けも刈り取りも手作業でした。
機械のない時代に、大規模な農業をされていた東北や北海道の人たちは、
どうやっていらっしゃったんでしょう?
手作業なら気が遠くなりそうです。
この資料館を見ていると懐かしい童謡が聴こえてきそうです。
『里の秋』
静かな静かな 里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ 母さんとただ二人
栗の実 煮てます いろりばた明るい明るい 星の空
鳴き鳴き夜鴨(よがも)の 渡る夜は
ああ 父さんのあの笑顔
栗の実 食べては 思い出すさよならさよなら 椰子(やし)の島
お舟にゆられて 帰られる
ああ 父さんよ御無事でと
今夜も 母さんと 祈ります
それではノスタルジックな氣分に浸りながら、
今日も素敵な一日をお過ごしください。
すべての存在が幸福でありますように。