おはようございます、智道です。
思い起こせば、四半世紀も成功哲学を学んできました。
成功哲学との出会いのきっかけは、
ジョセフ・マーフィの「眠りながら成功する」
ナポレオン・ヒルの「成功哲学」
と言う本でした。
ナポレオンヒルの著書は、「思考は現実化する」が有名なのですが、
「思考は現実化する」は書名から独り歩きして、「引き寄せの法則」と同じく、
ひとつの自己啓発的なキャッチフレーズともなっています。
キャッチコピーとしての歴史は「思考は現実化する」の方が古いのです。
きこ書房から、「思考は現実化する」が出版される以前は、
産能大出版からでている「成功哲学」と言う名前の本がありましたが、
ともにアクションマニュアル付きの
“The Think and Grow Rich Action Pack”
を翻訳したものです。
【ジョセフ・マーフィ著:「眠りながら成功する」】
【ナポレオン・.ヒル著:「思考は現実化する」】
キリスト教的概念の理解が必要な西洋の成功哲学を
すんなりと受け入れることができたのは、
成功哲学以前にキリストの教えとご縁があって聖書を読んでいた
という素地があったからだと思います。
さて、
『成功哲学を愛好する人は成功しない』
というジンクス(?)もあるようですが、なかなか的を得ていると思います。
僕もそのお仲間なのかも(^_^;)
「なぜなのか?」
やっと分かってきました。
僕の成功哲学の解釈は、
自分の潜在能力開発のみを考えていたのです。
自分の潜在能力を数パーセントでも引き出すことができたら何でもできると、
そう信じていたのです。
だから、この手法はもう古い、
もっと本物のワークがあるはずだ。
研究されつくされた最新のテクニックがあるはずだ、
そんなこんなで、能力(脳力)開発の世界を彷徨ってきたのでした。
でも、本当に引き出すべき能力は、
営業力。
自己表現力。
人を愛する能力。
人に愛される能力。
ひと言でいえば魅力。
だったのです。
大切なのは、
人に喜びを与えること。人を笑顔にすること。
もっとそれを考えればよかったのですね。
僕は自己の啓発ばかりで他者が存在しなかった。
豊かさもツキも天から降ってくるのではなくて、
人を介してやってくるのです。
それを確信するきっかけは、近江商人の「三方よし」の教えでした。
明治維新以前、今の滋賀県が近江と呼ばれていた頃、
この近江を本拠地として全国に行商に出かけていたのが近江商人です。
近江商人の心得は、
「売り手よし、買い手よし、世間よし」
という三方よしの教えでした。
売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心の底から満足し、
さらにその商いを通じて、地域社会の発展や福利の増進に貢献しなければならない。
というものです。
買った人が幸せになり、
その笑顔を見て売った人の自己重要感が満たされ、
地域社会もさらに良くなる。
これは、営業の世界だけの話ではなくて、
人としての生きる道そのものでもあるような氣がします。
僕が三方よしの教えを知るきっかけは、
ネットワークビジネス関連の本からでした。
ネットワークビジネスモデルが、
三方よしとして成立するのかどうか分かりませんが、
僕は誘われてネットワークビジネスの入口に立ったけど、
入口から中を覗くだけで嫌悪感をもようした。
ネットワークビジネスは是か非か?
いろいろ意見は分かれるところけど、
ひと言、僕には合わない!。
底なし沼に建つピラミッド、そんなイメージが浮かびます。
お金というエネルギーが循環しないんだ。
倍々ゲームみたいにダウンを増やしていくと、
6世代目には日本の人口をはるかに超え、
7世代目には世界の人口をはるかに超えてしまう。
そんな理論上の矛盾を質問しても、
ネットワークビジネスをしている人には無視される。
質問のレベルが低すぎたのかな?
なんでネットワークビジネスで、
三方よしの教えを取り上げるのか不思議。
ネットワークビジネスでは、
必ずと言っていいほど、「ネズミ講ではない」から始まるけど、
白くても黒くても灰色ても、
呼び名こそ違えども、ネズミはネズミ。同じ種族でしょ。
とまあ、納得してやっているのならかまわないけど、
僕にはこのビジネスモデルに魅かれるものがないのです。
ただ、人を迷わせたり悩ませたりしないようにしてくださいね。
さて、幸せになりたかったら、
人を幸せにすればよかったのだ。
世界(世間)を幸せにすればよかったのだ。
自己犠牲もよろしくない。
自分と言う人も不幸にしてはいけないのだ。
三よしで爽やかな文章にしようと思ったけど、ブラックな思いが出てしまいました。
ごめんなさい<m(__)m>
お詫びに、
↓三方よし関連のこんな本を見つけたのでご紹介します。
↓そして、こんなサイトもありました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日も素敵な一日をお過ごしください。

