こんにちは、智道です。

 

お盆が終わり、刺すような日射しは和らぎ、
かわりにジワーッと遠赤外線のように
皮膚の奥に入っていくような日射しに変わってきた今日この頃です。

引き続き熱中症にはお氣を付け下さい。

 

少し前になりますが、出雲に野村万作さんと野村萬斎さんの親子、
および、その御一行の狂言の興業があり行ってきました。

野村萬斎さんと言えば、陰陽師や、最近では花戦さなど映画でも活躍されていますが、
僕は父親の狂言師 野村万作さんの方が印象が強いです。

中学生の頃だったか、ネスカフェゴールドブレンドの
「違いの分かる男のゴールドブレンド」シリーズのCMに出演されていたのが印象に残っています。

このCMのシリーズに出ている著名人はみなカッコ良かったなぁ。

 

CMの印象は強く残っていましたが、狂言も能も歌舞伎も、
まったく見たことはありませんでした。

ただ、有名人が出雲に来るというミーハー的な発想と、
本物の日本の古典芸能という優雅さに魅かれて行ってみました。

 

 

 

演題は、「蚊相撲」と「六地蔵」でした。

実際の公演が始まる前に、出演者のおひとりの長~い前説があり(笑)
狂言の楽しみ方を教えてくださいました。
この前説が楽しくてとってもグッドでした。

そもそも、能と狂言の違いも知らなかったのですが、
この時、悲劇と喜劇の違いなのだと知りました。
あとは、面をつけるかつけないかとか・・・。

 

公演が始まっると何やら古めかしい言葉が出てきます。
聞きなれない古語に最初は戸惑いましたが、
しばらくすると役者の動きとともに聞き取れるようになりました。

 

狂言師の滑稽な動きと台詞回し、とっても楽しかったです。
まるでドリフのコントを上品にしたような感じ。

そういえば、ドリフのコントはわかりやすくて面白いと
フィリピンの人が言っていたのを思い出します。

 

二時間ほどの公演だったのですが、あっという間に終わってしまいました。
知らなかった世界を体験できて、僕の感性が刺激を受けました。
開場出口では、「すっごいおもしろかった~」と感動している女性の声も聞こえてきました。

 

もっともっと、日本に古くから伝わる文化を知りたい、日本の歴史を知りたい、
そう感じました。

次の機会には、能と歌舞伎も観てみようと思います。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、素敵な午後をお過ごしください。

 

すべての存在が幸福でありますように。