おはようございます、智道です。

 

何度も書いていますが、
青柳 翔主演の「たたら侍」の公開が楽しみです。
来年2017年の初夏に公開予定なんですね。

「たたら侍」は、第40回モントリオール世界映画祭で、
最優秀芸術賞受賞を受賞しました。快挙です。
錦織良成監督、出演者の皆さん、スタッフのみなさん、
おめでとうございます~♪

 

「たたら侍」のおかげで来年は
出雲ブームがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

 

すでに、その予兆はあります(^^)v

今月、新進気功家 清水義久先生も、
出雲の神さまをメインテーマに本を出版されました。

 

 

きっと、来ますよ出雲ブームが!

 

ところで、「たたら侍」の”たたら”って何?

という方も多いかもしれません。

聞きなれない言葉ですよね。

 

たたらとは、粘土で築いた炉の中に砂鉄を入れ、
木炭を燃料にふいごで風を送って砂鉄を溶解して鉄をつくる、
日本古来の製鉄法です。

出雲国風土記の仁多郡の項には、
この地方が良質な鉄の産地であるということが記されています。

 

その奥出雲のたたらの歴史や、
現在唯一操業している「日刀保たたら」の映像等を紹介している施設が、
奥出雲町の横田にあります。
それが、「奥出雲たたらと刀剣館」です。

 

tataratotoukenkan

 

建物の左側からは、ヤマタノオロチをあしらった、
大きなモニュメントが出迎えてくれます。

 

tataraorochi

 

館内には、日本刀・たたらの実物大の模型・たたらの歴史を伝えるパネル等
たたらを知るには十分な内容となっています。

 

館内で流れていた映像で、
アメリカの青年が流暢な日本語で語っていた言葉が印象的でした。

アメリカは山を切り崩して必要なものだけを採取したらあとはほったらかし。
でも日本は違う。採取した後は、そこを活用して稲作等を行う。
日本は、自然との共存を大切にすると。

また、山は切り崩しても、
そこに建つお墓や祠は残していたというのは注目です。
祟りを恐れてのことなのかもしれませんが、
それほどまでに、見えない世界を敬い大切にしていたんですね。

 

奥出雲は稲作が盛んで、仁多米はブランド米としても有名です。
どこの国かはわかりませんが、ある国王は仁多米が大好きで、
「私は仁多米じゃないとダメだ」と言っているのだとか。嬉しいですね。

 

ここで僕が一番氣に入ったのは、
刀匠 小林貞永作の天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)です。

amenomurakumonoturugi
【小林貞永作 天叢雲剣】

 

かっこいいでしょ~(^^)
画像をクリックすれば、大きめの画像でご覧いただけます。

天叢雲剣は草薙剣の別名です。
三種の神器のひとつですね。

こちらでは、毎月第2日曜日と第4土曜日に日本刀の鍛錬の実演もされています。
「奥出雲たたらと刀剣館」のお問い合わせ先は、
↓雲南広域観光サイト「うんなん情報局」に記載されてあります。

http://kankou.unnan.jp/106.html

 

 

それでは、今日も素敵な一日をお過ごしください。

 

すべての存在が幸福でありますように。