おはようございます、智道です。
奥出雲探訪、まずは稲田神社です。
稲田という名前で分かっていただけると思いますが、
稲田姫をお祀りした神社です。
下の写真が稲田神社の拝殿です。
『古事記』では櫛名田比売、
『日本書紀』では奇稲田姫と記されてありますが、
いずれも同じ女神様です。
暴れん坊の素戔嗚尊が惚れ込んで、
あわやヤマタノオロチの餌食になろうかという
窮地から救い出した伝説はご存じかと思います。
その美しい女神をお祀りしているのがここ稲田神社です。
稲田姫を単体でお祀りしている神社は、
全国的にも珍しいのだそうです。
稲田姫はここ、奥出雲でお生まれになりました。
だからなのかどうか分かりませんが、
奥出雲では大国主命はあまり登場されません。
その分、稲田姫が前面に出ていらっしゃいます。
なにしろ奥出雲のイメージキャラクターは、
「いなたひめちゃん」と「すさのおくん」。
奥出雲では、稲田姫がとても愛され大切にされているようです。
今のこの立派な社殿は、個人の寄進によりるものです。
事業で大成功をされた島根出身の実業家小林徳一郎氏が、
故郷に貢献するために多額の寄付をされ建てられました。
この方は、確か出雲大社の大鳥居と松並木も寄贈されていたはずです。
大鳥居に小林徳一郎という名前が刻まれていたと思います。
さてこの神社の珍しいところは、
社務所の一部がお蕎麦屋さんになっている所です。
それもとびっきり美味しい出雲そばです。
(奥出雲そばと言うのが正しいのかな?)
お蕎麦屋さんの名前は”ゆかり庵”さん。
社務所隣りから、緑に囲まれた社殿と境内を眺めながら
頂くおそばの味はまた格別です。
稲田姫命も微笑みながら
「ささめしあがれ」と言って下さっていることでしょう(^^)
それでは、今日も素敵な一日をお過ごしください。
すべての存在が幸福でありますように!