おはようございます、智道です。

出雲乃國神恩霊場の10の神社をご紹介しています。

出雲乃國神恩霊場はこのブログだけの呼び名で、
気功家 清水義久先生の著書に紹介されてある神社をもとに
神社巡りのコーズに僕が名前を付けたものです。

公式の観光コース名、および、霊場コース名ではありませんことを
ご承知ください。

 

<清水先生の出雲本「出雲の神まか」>

 

 

出雲乃國神恩霊場、最後は宇美神社です。

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※画像をクリックすると大きな写真でご覧いただけます。

 

 

宇美神社の主祭神の布都御魂神(ふつのみたまのかみ)は
記紀神話に現れる霊剣の神であり、荒ぶる神を退ける力を持つといわれていて、
「ふつ」は宝剣で物を断ち切る音を表しています。

宇美神社本殿には、配祀神として配祀神として「事解男命」が祀られてありますが、
コトサカ(関係を裂く、離縁の意)により新たな命を授かったことから、
悪縁消除を象徴しています。

ですから、このお宮にお参りをすると、諸々の悪縁消除が叶うとされています。

 

戦国時代末期に平田の町割りを行なった平田屋佐渡守により、
熊野権現、廻大明神、平田天満宮、春日大社、若宮神社、大歳神社、伊勢宮の
七社を合祀して現在の地に祀られるようになりました。

 

延喜式神名帳に記されている「宇美の社」とは、
元々は平田の日本海沿いの漁村である塩津町の石上神社であったと言われています。
石上神社から廻大明神へ、廻大明神から現在の宇美神社へと「宇美の社」は移ったもののようです。

 

事解男命は、伊邪那岐命と伊邪那美命が、
黄泉平坂で永遠の別れをされたところでお生まれになった神様で、
それぞれの関係を絶ち新しい道を歩むことの象徴となる神様です。

 

摂社のひとつに「縁結神社」があります
祭神は伊邪那岐命と伊邪那美命で、夫婦和合を象徴する神です。
お詣りしますと良縁成就、家庭円満、益々繁栄のご神徳が得られるとされてあります。

 

縁切りと縁結びが一緒にお祀りされてありますね。

ひとつの仕切り直しのための神社といえるかもしれません。
(智道の勝手な憶測)

 

主祭神:布都御魂神(ふつのみたまのかみ)
所在地:島根県出雲市平田町宮西町686-1

 

 

【参考サイト】

出雲観光ガイド(宇美神社のページ)
木綿街道(宇美神社のページ)

 

神恩感謝!

すべての存在が幸福でありますように。