おはようございます、智道です。

昨日6月5日、中国地方に梅雨入り宣言がありました。
今日の出雲は梅雨らしいジトジトした天気です。

梅雨時の良いのは、農作物や花の水やりの心配をしなくていいところ。
それはとても助かります(^^)v

今日は汗を流さずに済みそうです。

梅雨が明けるのはいつでしょう。
平年通りなら7月中旬あたりでしょうか。

梅雨が明けたら夏本番。

夏と言えば、夏休み・海・山・海水浴・キャンプ…
あとはなんだ? イメージ力が衰えた(^_^;)

まあ、世代によって連想するものが違いますね。

夏の食と言えば…

スイカ・うなぎ・トウモロコシ・アイスクリーム…

そういえば、スイカとうなぎは食い合わせが悪くて、
一緒に食べるとおなかをこわすとよく言われたけど、
あれはいったいなんだったんだろう?

と言うわけで、ちょっと早いけど
今日は土用の丑の日とうなぎの話。

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平成30年は、土用の丑の日は2回あります。

 1回目の夏の土用『一の丑』は、7月20日(金)
2回目の夏の土用『二の丑』は、8月1日(水)

2回ある場合は、1回目の土用の丑の日がメインとされています。

暦に興味のない頃は、「土曜の牛の日」にはうなぎを食べる?なんで??
なんて思っていたものです。

土用とは土旺用事(どおうようじ)の略で、
古代中国から伝わる陰陽五行説では、
春・夏・秋・冬をそれぞれ木・火・ 金・水のエレメントにあてはめ、
土のエレメントを各季節の終わりの18日間に当てはめました。
土用は、季節の変わり目である
立春、立夏、立秋、立冬の前の18日の期間のことをいいます。

そして、丑はおなじみの十二支のひとつのウシです。
十二支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」を
12日で一巡します。
なので、土用の18日の期間中に、
十二支順繰り回って2回目になる場合もあるわけです。

土用の丑の日にはうなぎを食べる、
という習慣はすっかり日本の夏の風物詩となっていますが、
その発祥は、江戸時代中期の学者である平賀源内だと言われています。
源内は本草学者、地質学者、蘭学者、医者、殖産事業家、戯作者、
浄瑠璃作者、俳人、蘭画家、発明家と、多才を発揮した人物です。

源内による起電機エレキテルの復刻は有名です。

で、源内とうなぎの関係とは・・・

ある時、うなぎが売れなくて困っていたうなぎ屋が源内に相談したところ、
「【本日丑の日】という張り紙を店に貼るように」という源内の発案が功を奏し、
それからうなぎ屋は大繁盛になったといいます。

当時は、丑の日にちなんで、“う”から始まる食物を食べると夏負けしない
という俗説がありました。

ところが、それ以前のずっ~と昔、
万葉の時代から日本にはうなぎを食べる習慣がありました。
万葉集にはうなぎを織り込んだ歌が詠まれています。

痩(や)す痩すも 生けらばあらむを 将(はた)やはた
鰻(むなぎ)を漁ると 河に流れな <大伴家持>

(訳)いくら痩せていても、じっとしていれば生きていられるものを、
うなぎを食べて元気になろうと川に入れば水に流されてしまうよ。

石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ
鰻(むなぎ)とり食(め)せ <大伴家持>

(訳)痩せ細った石麻呂さんに、うなぎは夏痩せにいいと聞いているから、
うなぎを捕って食べたらどうだい。

平安の時代から、うなぎには滋養強壮の効果があることが認識されていたんですね。

土用の丑の日はずっと先だけど、父の日は近いです。
お父様の更なるご活躍のために、うなぎをプレゼントなんていいかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、今日も素敵な一日をお過ごしください。

すべての存在が幸福でありますように。

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