こんばんは、智道です。
奥出雲紀行、稲田神社の続編です。
稲田神社のすぐ近くには、「産湯の池」と「笹宮」があります。
せっかく稲田神社までお詣りしたのなら、
稲田姫に思いを馳せながら行ってみましょう。
「笹宮」は稲田神社の駐車場の隣にあるのですぐに分かりますが、
「産湯の池」は、近いと言いつつもちょっと距離はあります。
案内板から200m位入ったあたりで、ちょっと辺鄙なところです。
(奥出雲の皆さま、すみません<m(__)m>)
さて、
「産湯の池」「笹宮」ってなにかというと、
まずは、「産湯の池」から。
「産湯の池は」、稲田姫が生まれた時に使われた
産湯が汲まれた池です。
神代の時代のお話です。
国津神のアシナヅチ・テナヅチ夫妻が田畑の耕作に来ている時、
テナヅチがにわかに産気づき、そして生まれたのが稲田姫です。
二柱の神は、近くの池の水を産湯として使われました。
それがこの「産湯の池」です。
産湯の池の前には鳥居があり、
その先に「産湯の池」があったのですが、
雑草が生い茂っていてちょっと怖い。
マムシがいてもおかしくないような雰囲気。
これ以上は近づけませんでした(^_^;)
定期的に手入れをされているとは思いますが、
この時はこんな状態でした。
柏手を打ち、祝詞を挙げて「産湯の池」を後にしました。
そして笹宮。
こちらは、稲田神社の駐車場の隣にあるので、
すぐに目につきます(^^)
テナヅチが「産湯の池」のほとりで稲田姫を産み落とした時、
アシナヅチは、竹のヘラで臍の緒を切りました。
この竹ベラを逆さ挿しておいたところ、
そこから萌芽して繁茂したと云います。
以来この笹を、御神体として祀るようになりました。
神代と現代を結ぶ神話って不思議な楽しさがありますね。
神話には、”今ここ”にいる僕たちの周りで起こっている現象の
元型があるのかもしれませんね。
心理学者のユングは神話の研究もしていました。
それではおやすみなさい。
今夜はきっと、夢の中で神々の祝福がありますよ。
万物が幸福でありますように!